RS4 125は信号待ちで失火っぽい症状でエンストすることがあるが、
今のところ原因はわかっていない。
燃料供給、点火(ECUの制御不良も含む)のどちらかが問題なのだと思う。
点火系の強化と言っても、RS4 125に適合する強化コイルは出ていないし、
流用するにしても結構な大工事になるので、
とりあえずイリジウムプラグを試してみることにした。
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1.イリジウムプラグ CR9EIX
電極が細くできていて、失火しづらい造りになっているそう。
トルクアップと謳われてたりするけれど、これまで色々なバイクに
イリジウムプラグを使ってみて、その効果を感じたことはないかな。
今回はアイドリング域での失火を少しでも防ぎたいというのが目的なので、
パワーアップ云々は気にしていない。
ただ、そもそも普通のプラグで失火する状態がおかしいので、
これで直るとは思えないが…。RS4 125は圧縮比が高めなので、
他のバイクに比べれば失火はしやすいのかもしれんが。
ちなみに、普通のプラグとの電極の比較をするとこんな感じだ。
大分細いのがわかると思う。電極が小さくなった分圧縮は若干だが落ちるか。
誤差範囲だが。
2.RS4 125にイリジウムプラグを使うときの注意点
CR9EIXはプラグにターミナルが付いていなくて、
プラグキャップをはめるところがネジ式になっている。
RS4 125に適合するCR9EBはターミナル付きだ。
なのでネジではめるターミナルを使う。
ガンマ125用のプラグにアルミのターミナルが付いていたので、
そこからはぎ取って転用することに。
なお、CR9EBのターミナルは外せないので、古いプラグから取ればよいと考えず、ネジ式のターミナルを別に用意しておいた方が良い。
用品店にも売っていると思う。
3.インストール
タンクを持ち上げてプラグキャップを外す。
このときにプラグキャップをねじるとプラグコードが断線したり切れたり
キャップから抜けてしまう可能性があるので、まっすく上に引き抜くようにする。
車載工具を使ってプラグを外す。
車載工具はゴムで挟んでプラグを持ち上げる構造になっているので、
プラグレンチの六角がプラグの六角まで届いていなくても結構な手応えがある。
手応えなく回ってしまうようであれば六角が届いていないので、
少しずつ回しながら押し込んで六角が入る角度を探る。
回したときに固ければ六角が届いているので、
写真のようにして反時計回りに回してプラグを外す。
取り付けるときは逆の手順で行う。
RS4 125はプラグホールが深いので、プラグレンチに
プラグをはめてからプラグを手回しで取り付けるようにする。
エリミネーター125のようにすぐにプラグにアクセスできるような車種だと
手で直接プラグを回せるので初心者にもやりやすいんだけど、
RS4 125のような構造だと初心者には厳しいと思う。
取り付けてエンジンがかかることを確認したら完了。
