整備スキルによほど自信のある方でなければ、ヤフオクやメルカリで
バイクを買うことは無いと思うが、整備スキルがあっても
ヤバイ車体を見抜くことはできないので、
いわゆるハズレ個体を引いてしまうことは往々にしてある。
むしろ、そうでない個体を引ける方が可能性としては低いんだよね。
素直にバイク屋さんで買った方が結果的に安上がりになることのほうが多いし。
まぁ、ボロバイクを直していくのも、整備スキルが上がるし、
大変だけど愛着も沸くので、私自身は個人取引を結構利用するが、
人様におススメはしないかな。
引いてしまったヤバイ車体3選をお送りしようと思う。
1.重大な問題を抱えているヤツ

見た目はそこそこ綺麗であっても、車体に重大な問題を抱えていると
費用も手間もかかってしまう。
プロであれば、そういう車体には手を出さないんだけど、
個人売買だとこういう車体は良さそうだと思って買ってしまうんだよね。
エンジン以外で重大な問題となると、おおよそ以下のものがあるね。
・フレーム変形、ヒビ、割れ、改造
・フロントフォーク曲がりや点錆び
・電装の故障(問題を特定しづらく、これは本当に厄介!)
私が引いたのは電装の故障だった。
バッテリーが上がっているとか説明に書かれている場合、
バッテリー交換でイケるだろうと踏んで買うと痛い目を見る場合がある。
電装の故障は本当に面倒で、問題を特定するのにものすごく苦労する。
配線が改造されていたりすると、もうお手上げで、
メインハーネス毎交換したくなるよ。メインハーネス交換も
車体全バラレベルでしんどい作業なので、もう二度とやりたくないね。
2.エンジンが終わっているヤツ

これはわかりやすい事例だよね。エンジンかけた瞬間に異音が出ているとか。
異音が出た瞬間にすごくがっかりするわけだけど、そうでないヤツでも
エンジンが既に終わっているヤツがあった。
2st125ccのバイク(suzuki wolf 125)だったんだけれど、
明らかな異音もなく、普通に走るんだ。
2stはゼロハンには乗ったことがあったんだけど、その時は125ccが初めてで、
スゲーパワーだと感動した。
こりゃ調子良いぜ~と思っていたんだけど、整備していったら、あら大変。
圧縮圧力がめっちゃ低いでやんの。
この時点でケンシロウのあのセリフ(「お前はもう〇んでいる」)が聞こえたね。
案の定、開けてみたら、シリンダーとピストンが焼き付いてガッツリ縦傷が
入っていた。抱き着きって感じのレベルを越している感じにね。
このまま知らずに走り続けてたら、そのうちエンジンが終了して
後輪がロックしていたかもしれない。怖~…。
ちなみに、のちにwolf 125の兄弟車であるRG125γ(現在も愛でているボロバイク)
を買ったんだが、同じセッティングだったけど、下のトルクが全然違った。
wolfの方は低速が本当にスカスカのスッカスカだったし、
エンジンのかかりも悪かった。圧縮が無かったせいなんだろうな。
wolf 125のほうは、もしかしたら抱き着いているのを知って
個人売買に流したかもしれないと思ったね。
なお、エンジンがチーンしたwolf 125は全バラにして、部品取りにした。
いくつかの部品をガンマに使わせてもらっている。シリンダーとピストンは
使い物にならないので、産廃業者に持ち込んで処分してもらった。
3.登録内容と排気量が違うヤツ

極めつけはこれだね。これは本当に参った。
公営駐輪場が50ccしか停められないところが多いので、1台くらい原チャリが
欲しいな~と思って2st 50ccを買ったんだけど、
買ったバイクがボアアップされていて登録も変更していないヤツだったんだよね。
これには参ったね~。
もしかしたら前オーナーも知らずに買って乗っていたのかもしれない。
車体が届いて、状態チェックの際にエンジンをかけた段階で
違和感があったんだよね。
上が回りづらい(カブっているのとは違う重苦しさがある)し、
水温の上がり方が異常なほどめちゃくちゃ早い…。
なんだ、エンジンに異常がある個体を引いてしまったのか!?と焦る…。
もしかしたら…と思い、敷地内で試走してみたらね、異様にトルクが太いのよ。
これはアカンやつだと気づき、エンジンを開けてみたらビンゴ、
ピストンの径が大きかった。63cc超くらいのやつ(ライトチューン用)だと思う。
シリンダーは純正っぽく見えたから買ったときには気づかなかったんだよね。
もしかしたら、純正シリンダーをボーリングしたんだろうか。
結局、中古のシリンダーと新品ピストンをゲットして、無事に50ccとして
使うことが出来たが、これが最も個人売買の闇を強く感じた事例だったね。
読者の皆さんが出会ったトンデモ事例があったら、
お聞きしたいものだ。