
スポーツバイクなので自由に動けるようにという配慮がされているのか、
シートのグリップが低めで、街乗りでは少々キツイ。
車体的にもかなり大柄な方じゃないと
きちんとニーグリップしづらい構造になっているので、余計にそう思う。
あと、レーサーレプリカらしく足付きがよろしくないので、
あんこ抜きして多少でも足付きを改善したい。
そのままでも問題なく乗れるけれど、
疲れているときに立ちごけする可能性もあるからね。
ということで、やっちまおう。
ちなみに、シートと内部のウレタンは強力な接着剤で
がっちりくっついていて取れない。
なので、シート表面から削っていくことにした。
削るのにはこれを使う。
経験上、おろし金が一番やりやすい。
がりがりやるとシート表面が削れてくる。
このまま気が遠くなるくらい削っていく。
……

ということで、アストロのヒートガンを召喚。
若干焦げるくらいまであぶるとあら不思議、
頑張ればシートとウレタンを分離できるように!!
ただ、これも根気が必要で、少しずつぺりぺりと剥がしていく。
剥がし終わったらあとは無心でウレタンを削っていく。
粉塵が凄かったので削っている最中の写真は無し!
削り終わったら、ビニール袋で防水してシート表皮を貼っていく。
裏側にしわが来るように引っ張りながら少しずつ裏面にタッカーを打っていく。
安物のタッカーを使っているので1/3くらいの確立でしか
まともにタッカーを打てないけれど、気にせず打ちまくる。
失敗したヤツはマイナスドライバーとペンチで除去!
4時間くらい格闘した末に完成…。
足付きはあまり改善されず。
というのも、フレームが張り出しているので、そこに足が当たってしまって、
まっすぐ足を下せないので、そこがボトルネックになってしまっている。
それでも両サイドのあんこを抜いたことで、足付きはほんの少しマシになった。
バイクシューズ以外の靴では両足のつま先はどう頑張っても付かなかったが、
普通の靴でもがんばれば両足のつま先がつくようになった。
ただ、感覚的には1cmも低くなっていない感じかな~。
プリロード調整できるサスに変えればもう少しマシになるかも。
滑り問題は万事解決。
タンク側のあんこを少し残したので、そこを太ももで挟むようにすると、
いままでよりもずっと楽にニーグリップできるように!!
とても運転しやすくなった。これはいいね!
あんこ抜き不要な場合は、純正シートの上からシートを張ればOKよ。
その場合は防水シートは不要。
RS4 125は本来的にはサーキットユース向けなのかもしれないけど、
これでサーキット走る方のほうが少ないと思うんだよね。
街乗り中心の方には滑らないシートはマジでおススメよ。

シート張り替えの業者さんもあるから、相談してみると良いかと。