ただ、朝駆けや夜走りならフルメッシュジャケットで暑さはマシになる。
信号待ちはしんどいけど…。
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参考暑くなってきた… 快適に夜走りするためにメッシュジャケットに細工せよ!
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フルメッシュジャケットを買ってみて、真夏以外は使えるな~という
印象をもったのだが、そうなると気になるのがフルメッシュのパンツだ。
気になったら試さずにはいられない性分なので、調達してきた。
1.買ってみたメッシュパンツ
ちょっとゴテゴテしているのがアレなんだが、
バイク用品って普段使いできるようなものってそうそう無いんだよね。
買ったのはfree×freeのメッシュパンツなんだけど、
かなり古いモデルだと思う。
メッシュパンツの中ではデザインが洗練されていると思う。
アメリカンバイクに似合いそうな感じ??
バイクから降りるてしまうとちょっと浮くけど、しゃーないね。
2.効果検証
気温25℃くらいで試してみた。上着はフルメッシュジャケット着用で。
走り出した瞬間、ズボンを履き忘れたんじゃないかと思うくらい
エアが入ってきてびっくりした。
慣れない感覚なのでちょっと気持ち悪い感じがするが、
慣れると快適そのものだ。とても快適に走れる。
ただ、気温が30℃を超えた日に試すと、ぬるい風が入ってくるので、
涼しいという感覚は大分薄れてくる。
ただ、汗が蒸発するときの気化熱で冷やされるので、
信号待ち後の発進は涼しいと感じる。
35℃はまだ試していないけれど、何着ても暑いだろうな。
メッシュとはいえ、生地はそこそこ厚いので、
信号待ちやバイクから降りた後は暑いのでそこは注意が必要かな。
RS4 125のような小排気量車だと、水冷でも車体からの排熱が
微々たるものなので、車体からの排熱で暑いとは全く感じなかった。
250ccマルチだとエンジンが温まるとラジエターからの
温風が来てちょっと不快だったね。熱いとは思わないけれど、
弱めのファンヒーターを付けているような感じなので、
ジーンズとかのほうが快適なくらいだ。
3.デメリット
試してみてわかったが、フルメッシュパンツは
フルメッシュジャケットよりも大きなデメリットがあるね。
(1)バイクからの排熱をもろに受ける
これは結構強烈なデメリットだと思う。
私は普通二輪免許までしか持っていないので
大型バイクは乗車経験がないが、
400ccの排熱でも結構なものなので、
それ以上の排気量だと、熱風に耐えらえず、使えないように思う。
私の感覚では、250ccマルチがぎりぎり適用可能な範囲だと思う。
250ccくらいになるとそこそこ排熱量も大きくなってくるが、
熱風ではなく温風レベルだからね。
大型バイクになるとフレームまで熱くなるらしいので、
とてもじゃないけれど、そういうバイクでは使えないと思う。
RS4 125は125ccとしてはハイチューンなエンジンを積んでいるけれど、
排熱は気にならないレベルなので、
こういうバイクであればメリットを享受可能だ。
(2)生地の性質上、滑りやすい
なるべく疲れずに長距離を走るには座面のグリップが重要だが、
メッシュ生地はかなり滑る。滑り具合はジーンズよりもかなり大きく、
スーツっぽい生地よりはマシといった感じだ。
前傾がキツイバイクだと疲れやすいし、車体のグリップも
甘くなりがちなので、スポーツライディングはしづらくなる。
(3)ジャケットと違って脱ぐことができない
いくらメッシュとはいえ、生地は二重になっているし、
厚めなので、停止状態だとジーンズよりも暑い。
ズボンなので脱いでしまうわけにもいかないので、
バイクを降りたあとも履き続けなければならないんだよね。
ジャケットなら脱いでバイクにかけておけば良いので、
やはりジャケットよりも使い勝手は良くないと思う。
(4)冷えでトイレが近くなる
これは私が頻尿だからかもしれないが、下半身の冷えのせいで
トイレが近くなってしまうのが悩ましく感じたね。
かなり暑い日はそれほどでもないのだが、
少し気温が落ちてくるとこの悩みが顔を出し始めてしまう。
30℃近くであればそれほど影響は出ないが、
トイレが近くて悩んでおられる方には、
こういうデメリットを知ったうえで買った方が後で後悔しないかと思うね。
4.どんな方に向いているか
フルメッシュパンツが向いているのは以下の条件のいずれかが当てはまる方だ。
(1)小排気量車(もしくはEVバイク)に乗る方
(2)アメリカンバイクやオフロードバイクに乗る方
(1)小排気量車(もしくはEVバイク)に乗る方
125ccまでのバイクであれば、エンジンに手を入れていない限りは
排熱のデメリットをほとんど感じないと思う。
125ccまでのバイクに乗る方には車種を問わずメリットがあると思う。
スポーツ車の場合は生地の関係で滑りやすくなるので、
シートをハイグリップタイプに換える等、
快適に走るためには少し工夫が必要になる場合もあるので、
そこは考慮した方が良いけれど、
涼しさという点でいえばメリットがかなり大きいと思う。
250ccの水冷であっても、まだ多少のメリットは感じられると思う。
ただし、排熱が多めの車種だと片足か両足に
ファンヒーターの風が来ることは想定しておいた方が良いね。
空冷のバイクとかなら125ccと同じようなメリットを感じられると思う。
また、EVもガソリン車と違って発熱が少ないので、快適だと思う。
(2)アメリカンバイクやオフロードバイクに乗る方
乗車姿勢的にメリットがあって、アメリカンバイクは足を少し広げて乗るので、
エアを取り込みやすく、涼しさも感じやすい。
ただ、排気量が大きいモデルの場合で排熱が足に当たる場合はダメだけれど…。
オフロード車の場合、シートから腰を浮かす機会が多いと思うけれど、
シートから腰を浮かすと浮かしたところに一気にエアが入ってくるので、
長時間の運転でもべたついたりせず、快適だと思う。
うまく使えばなかなか快適だね。