RS4 125はストックでもそれなりにパワーがあり、4st 125ccということを考えれば十分なのだが、人間というのは良く深い生き物で、まだ上があると思うと
手を出してしまうんだな、これが。
ということでレッツECUチューンと行ってみようじゃないか。
<!注意!>
なお、私褐色ビンは2st・4stともに
キャブレター車の燃調をいじった経験がある。
燃調をいじると不調になったり最悪バイクのエンジンを壊してしまう。
自分の備忘録として記事にしているが、燃調いじりを推奨するものではない。
問い合わせには応じないので悪しからず。
チューニングは完全に自己責任にて行うべし。
あと、ECUをいじると保証の対象外になるだろうし、
ディーラーは面倒を見てくれなくなると思うので、いじるのであれば、
故障したときは全て自分で直す覚悟をして臨まないといけない。
施しているので、参考にする際には留意してくれ。
1.用意するもの
OBDケーブル、OBD-USBケーブル、ノートPC、専用ソフトウェアを用意する。
海外フォーラムの書き込みを参考にしつつ、
OBDケーブルとOBD-USBケーブルをノートPCにつないで、
とりあえずECUのbinファイルを抽出。
OBDケーブルが認識されず往生したが、いろいろ試しているうちになんとかなった。
どうやったかよく覚えてないんだが、海外フォーラムにあったファイルを使ったような記憶が…。
抽出作業も何回か失敗(理由不明)したが、3回目くらいでうまくいった。
抽出したオリジナルファイルは大事にバックアップを取っておく。
いや~、ガンマと違っていちいちキャブを開けてジェットを変えるような
手間がないから、サイコーだね。これなら4気筒でも調整したいわ~。
2.Tuner Proでいじってみる
海外フォーラムにてRS4 125の定義ファイル(XDF)が配布されている。
この定義ファイルのおかげでどの項目をいじれば良いかは大体見当がつく。
レブリミットが11000回転だとちょっと乗りづらいので、12000回転に設定。
点火タイミング調整はパス。
エンジン壊すかもしれないので、怖くていじれない。
いじるともっとパワーを出せるとは思う。
ここをいじりたいなら、素直にチューニング屋に持ち込んだほうが良いと思うね。
3.なんだこの謎の谷は…
8000回転以上がこのエンジンの真価だと思うんだけど、
8000~8500回転のTPS60%以上で燃料噴射量が大分少なくなっている。
ここが一番燃料を多く求めていると思うんだけど、なんでだろう…???
騒音規制or環境規制対策??それとも欧州馬力規制のため…??
最高馬力発生回転数あたりの燃料噴射量は絞られていないみたいなので、
馬力規制ではないような気がする。
とりあえず、この謎の谷を補正してみるか~。
4.補正してみた結果
ただ、スロットルをガバ開けしたときのどん詰まり感が少なく、
車体は今までよりも少し前に出てきている感がある気はする。
でも、気のせいといえば気のせいかも…。
少なくともフィーリングは悪くなっておらず、方向性としては良さそう。
正直なところ、もう少し元気になるかな~という期待もあったんだけれど、
4st 125ccなのでこんなものなのかもしれないね。
というか、元のマップも高回転域は元気に回るように組まれているんだろうな。
とりあえずしばらくこれで乗ってみるとしよう。