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その他のバイク【レッツ4】

【レッツ4】レッツ4用の激安マフラー・トップセンスのステンレスマフラーってどうなの??

原付スクーターって基本的に酷使される運命にあるわけで、
加えて雨ざらしで保管されることも多い。
んなもんで、鉄製の純正マフラーは錆びる。
我が家のご近所散策の足であるレッツ4も錆びて酷いことになっていた。

んなもんで錆びないマフラーが欲しいな、と。

で、1万円ちょいで変えるステンレスマフラーがあるじゃない。
トップセンスのステンマフラーね。

他のマフラーと比べて明らかに激安なこれだが、
性能はどうなんだろうか。

褐色ビン
褐色ビン
トップセンスマフラーを愛用し続けている私が
解説しようじゃないか。

1.結論から言うとこのマフラーは「使える!」

はっきり言おう、このマフラーは使える。
あとで構造を解説するが、とても1万円程度で売られているものとは
思えない造りで、設定次第ではしっかりパワーも出せる。

見た目も癖がなく、しかも高級感があるし、
私はこのマフラーを気に入って使い続けている。

1本目は数年使ったらエキパイの根本にクラックが入ってしまったため、
現在使っているのは2本目だ。

2本目はこれも数年使っているが今のところノントラブルである。
なお、私は田舎住まいで、ガレ道に入ったり、短距離走行を繰り返したりと、
かなり手荒い使い方をしている。

2.このマフラーの良いところ

このマフラーは手が込んでいて、エキパイ入口からサイレンサー側にかけて、
何段階かエキパイが太くなっていくテーパー的な構造で作られている。

単に見た目だけであれば一本のパイプで作ったほうが安上がりになるはずだが、
あえてテーパー的な構造にしているわけだ。
低音を増強するためなのか、排圧を稼ぎつつ
排気効率を確保しようとしているのか、
いずれにせよ、コストをかけることに見合う構造なのだろう。

サイレンサーの大きさもちょうどよく、また、質感も良い。
チタンほど軽量ではないが、純正よりも軽量に作られている。

専用のバッフルも付いてくる。
この価格で全部付きなわけだ。あり得ないよ。

おまけに見た目も豪華で、安いマフラーには見えないよね。
形も癖がないのがイイ。

3.静かに速くするには

このマフラー、ポン付けでそのまま乗ると、はっきり言ってうるさすぎるし、
トルクも出ない。
しかし、この時点でダメなマフラーと決めつけてはいけない。

エンドバッフルに中空になっているアルミの円柱をジーナスGM-8300で固定し、
バッフルの出口を直径8mmくらいまで狭めると、純正並みの音量になる。

この状態で走ると、純正マフラーよりもトルクが上がり、加速が良くなる。
7500~9000回転くらいがパワフルになるので、
駆動系を調節してパワーが出る回転で引っ張れるようにすると効果的よ。

このマフラーは爆音好き層にリーチするために、あまり音量が下がらない
お飾り的なバッフルを付けているのだと思う。

はっきり言ってあのバッフルでは抜けすぎなので、
性能だけを考えるのであれば、もっと出口の径を絞った方が良い。
ましてや、燃調をいじらずに乗る方がほとんどだろうし。

なお、出口を絞り過ぎるとエンジンに負担がかかってしまうので、
絞り過ぎもほどほどに。
一応、私はあれくらい絞って5年以上エンジンブローせずに乗っているが、
あくまで自己責任で。

この方法の良いところは、口径の絞り方で音量とパワーを調節できることだね。
試してもっと良い塩梅の口径が見つかったらコメントで教えていただけると嬉しい。

4.内部構造を拝見

エキパイの付け根にクラックが入ってしまった
先代のトップセンスマフラーは、
私の力では修理するのは不可能なので、廃棄する前にぶった切って
中の構造を拝見させていただくことにした。

一段階目のテーパー部分は内径34mmくらいのようだ。

切断したところからエキパイの入口側の方向を見てみると、
写真だとわかりづらいが細いパイプが入っている。
しかも、排気の流れる方向ではなく、
少し違う角度に細いパイプの出口が向いている。
ヨシムラサンパーのような効果を狙っているのだろうか。

ぶった切ったところからサイレンサー側の方向を見てみると、
パンチング板のようなものでエキパイとサイレンサーが
仕切られているのが見える。
このパンチング板はどういう効果があるのだろう。
排気の勢いを落として音量を下げるためなのか、はたまた…??
これまた、こんなものを入れない方がコスト的には安く済むはずなので、
何かしらの効果があって入れられているのだと思われる。

パンチング板の向こうのサイレンサー部分はストレート排気構造になっている。
出口の口径が35mmくらいある。

出口はバッフル取り付けができるように
サイレンサー出口にネジ取り付け用の穴が開いている。


ということで、トップセンスのステンレスマフラーを力説してみた。
このマフラーは良い造りで、しっかりプロの仕事がなされていると思うよ。
もちろん、コストダウンしているところはあるし、
それを感じる部分はあるけれど、それも含め、企業努力が見える。

開発秘話とか、テーパー構造にしている理由とか、
コストがかかっていることとか、
そういうところをメーカーさんがアピールすれば、
もっと売れるんじゃないかと思うんだけどな。

ちなみに、メーカーさんからは何もいただいておらず、
忖度無しに好き勝手レビューしたまでである。

褐色ビン
褐色ビン
なお、トップセンスさんからのレビュー依頼
(魔改造は許可してね♪)に関しては、
心よりお待ち申し上げていることも申し添えておく。

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